愚か者の通り道

愚か者ながら、日々感じたこととか自由に書いてきます。

課金ユーザーと無課金ユーザーについて

ちょっと前、同じチームのディレクターがうちのチームには無課金ユーザーが多すぎると嘆いていた。
これ、要するに、会社に対して貢献している人が少なすぎるってことが言いたかったみたいなんだけど、言い得て妙だと思った。

ソシャゲで考えてみると、課金ユーザーって大事なお客様であり、この人たちのお陰で自分たちはご飯食べれてる訳で、自然とその人たちに向けたもっと良いサービスを提供しようと努力する。課金ユーザーは喜んでもっとお金を使い、お互いにハッピーになっていくという一連のサイクルがある。
一方、無課金ユーザーってそのソシャゲに対してお金を払ってないため、特に会社としてはメリットがない(宣伝とかしてくれてるなら話が別だけど…)。そのため、会社としては無課金ユーザーに対するサービスはあまり力を入れず、課金ユーザーが有利になるサービスばかりが導入されるようになる。

この流れはわかる。
重要なのは、こうなってくると一番不平不満を言うのって、無課金ユーザーらしいと言う点。
課金ユーザーって自分が欲しいものに対してお金を払ってそれを手に入れてるため、そんなに不満を言わないらしい。ただ、無課金ユーザーは自分が欲しいものが手に入らない環境や、手に入れることができない環境にやたら不満を言ってくるらしい。お金を払えば解決する環境でも、そもそもその環境がおかしいとか言ってくるそうな。
もちろん会社としては慈善事業ではないので、やはり課金ユーザーを大事にする。

ここで、最初のディレクターの発言に戻る。
チームに無課金ユーザーが多すぎると。
会社をソシャゲに置き換えると、課金ユーザーとは会社に対する貢献度の高い人で、無課金ユーザーとは会社に何の貢献もしていない(もしくは貢献度が低すぎる)人となる。
うちのチームは当時うまく回っておらず、企画やディレクターに対する不満ばかり言う割に、改善案を出したり何かしらの成果物を会社に残したりもしていなかった。

うん。無課金ユーザーと言われても仕方なかったなぁ…。
この時、何が問題で、この対策が最善だと思うので、こうしましょうって明確に伝え取り組めていれば、チームの評価は微課金ユーザーくらいにはなれたかな…。
と言うか、それを率先してできる人こそ課金ユーザーとして会社に重宝される人なのだろうなぁ。