幸福のための人間のレベル論を読んで
前からちょいちょい人間って見えてる人と見えてない人みたいな、何かフェーズが存在するよなーって思うことがあったんだけど、それをとてもよく言語化してくれてる良書だった。
ここに載ってるレベル分けすごく分かりやすいししっくりくる。
中でもすごく共感できたのが、レベルが違う人とは話が合わないっていう点。
ずっと感情論で話す人とか、必死に説得なり教えたりしても変わらず何度も同じ話をしてくるなーって人たち、ずっと何でだろ?とか話つまんなって思ってたんだけど、この本でいう所のレベルが自分と違うからそう思うのはしゃーないってので結構府に落ちた。
各レベルにいる人の特徴などが自分の身の回りと比較しても合致してて、自身の体験としてもレベルが違う人と話が合わないのは仕方がないことだし、無理して付き合わなくていいってのがすごくわかりみだった。
あとこの本の良かった点で、自分の変遷を客観視できたってのがある。
自分は今たぶんライオンフィールドなんだけど、23歳まではチワワかハリネズミフィールド辺りにいた。
それまではすごく自分本位で、仕事もお金を貰うためだけに最低限でやって、友達からお金借りとかもしてた。
ある日友達から「お前そんな生き方してはずかしくねーの?一人立ちもできてねーじゃねーか。」と言われ、そこから自分の人生や生き方を本気で考えた。
そんで思い切った転職や、次の職場での活躍をしてくうちにねこフィールドに上がったと思う。
で、過信から自分をよく見せようと動いたこととや、きつねフィールドの女性と付き合いその人に尽くしすぎたり共感しすぎることでうさぎフィールドまで落ちた。
結局その女性とは別れ、自分本位になってた仕事も転職してちゃんと世間のためにと働ける場に移った。(この時アドバイスくれた友人達や、新しい職場斡旋してた先輩に心から感謝してる)
女性と別れた直後は辛すぎて絶望して駅のホームで1時間泣き続けるとかまじで精神病んでたと思うんだけど、今は職場の人や友人のおかげで本当に楽しく生活できてる。
本気でしんどい思いをした分、それを救ってくれた周りの人達への感謝が本当に絶えなくって、承認欲求だとかそんなことよりも如何に周りの人のためになれるかってことを本気で考えてるこの頃。
あときつねフィールドの女性との一件から、人ってまじで変えることはできなくって、変えれるのは自分だけなんだなって心から理解した。
あとこの時期にセルフコーチングをすごいやって自問自答を繰り返した。そうこうしてくうちに今はライオンフィールドにいると思う。
もっと世間に役立つことしてペガサスフィールドにいけるといいな。
あともう一つ面白かったのが、きつねフィールドにいる人が変わるには絶望を味わうしかないって点。
ここでの絶望ってのは本人にとってまじで変わらなきゃ!と思う出来事だと思う。
自分も絶望を経験したことあるから、これはすごい分かる。分かるんだけど、それをどストレートに言ってて笑った。
でもやっぱそうだよなーって。結局人って変えられないから、その人が本気で変わりたいって思う出来事が起きなきゃどうしようもないよね。
総評としてとても面白いし勉強になる本だった。
またいつか読み返して振り返ろうと思う。
P.S.この本読んでてハンターハンターのこのシーン思い出した。(なぜかこのシーンめっちゃ好き)