後輩への嫉妬あるいは尊敬について
ふとしたきっかけで、以前いた会社の後輩のTwitterを見た。
フォロワー数が3000近くあり、すごくバズるツイートもしていてびっくりした。
何より驚いたのは、色々自分が作った成果を上げており、それのクオリティが高く評価もされている点だった。
その子は自分と同じエンジニアで、良くも悪くも素直な子だった。
基本的に飲み込みが早く、ズバズバ質問や意見をしてどんどん技術を吸収していく、とても優秀な子だった。
だが、個人的には苦手だった。
というのも、ズバズバ意見を言うが故に、一度一緒に開発をした時に「あなたと開発しても何も勉強になりませんでした。」と言われたからだ。
いや、これはかなりショックだったな。
正直周りは優秀なエンジニアばかりで、自分が大したことないことは分かってた。分かってたが、そこまではっきり(しかも後輩から)言われたのは初めてで、まじで涙目になった。
まぁでも、未だに仲はいい方だ。彼は悪い子では決してなく、純粋に素直なのだ。
会社が別れた今でも当時仲が良かったメンバーで飲んだりもする。
さて話は最初に戻り、そんな彼のTwitterを見てこんなに技術力もインフルエンサー力も成長したのか!と純粋に驚いた。
そして、まず始めに嫉妬が来た。
なんだろう、自分をバカにした人が大成功してる姿を見た。みたいな。自分より小さかった存在に圧倒的スピードで抜かれてく。みたいな。
もう人生で何度も味わってるんだけど、やっぱ何度味わっても嫌なもんだね。
自分の非力さというか無能さを叩きつけられてる気分になる。
ただ、もう人生で何度も何度も何度も何度も何度も経験したんだよね。
そんで、ある程度悟ってる。
もう彼らに勝てないのだ。
なせなら、
そもそもエンジニアをそこまで好きになれないから。
プログラミングをそこまで好きになれないから。
だから、嫉妬の念を抱きつつも同時に激しい尊敬の念を抱いてる。
彼らはきっとエンジニアのプロの世界で生きていくんだろう。
自分もエンジニアだが、このままではたぶん2軍止まりだ。
もうそれはわかってる。
20代前半から中盤の頃は悔しくって自分も何かしら成果を上げるぞ!って頑張ってたけど、ずっと続けられるほど好きではないのだ。
どうしても趣味には昇華できなかったのだ。
だから、フィールドを変えることにした。
エンジニアをやめるわけじゃないけど、一旦サブウェポンとして新しく自分がずっとやってられる技術を磨いてくことにする。
その世界のプロになれるものを目指して…。
P.S.アオアシのこのシーンめっちゃ好き。